個性的な葉っぱが可愛く、インテリアとしても存在感があるため育てている方が多いと思いますが
モンステラがどんな植物か知ってますでしょうか?
この記事では、モンステラの特徴である独特の葉の切れ込みや成長スピード、環境への適応力などの特徴を分かりやすく紹介します。
特徴や性質を知っていれば、モンステラに優しく、より楽しく育てられると思います。
モンステラの性質と語源
モンステラはサトイモ科モンステラ属に分類され、
熱帯雨林やジャングル地帯に自生しています。
また、茎や葉を上に伸ばす立性とツタのように土を這うつる性の両方を持ち合わせています。
そのため縦にも横にも広がるように大きく成長します。
モンステラの語源
学名Monsteraはラテン語のmonstrum(奇怪・異常)= 英語のモンスターが由来です。
よく成長したモンステラの葉は1メートルほどになり、大きな切れ込みや穴がある姿がモンスターのように見えるのかもしれませんね。
気になる方は「モンステラ 大きい」などで検索してみてください。
ほぼ木と言っても良いくらい大きいです笑
モンステラの基本的な特徴とは?
モンステラの葉の特徴とその魅力
モンステラの最大の魅力は、独特な大きな葉です。
葉には自然に切れ込みや穴ができるため、個性的でおしゃれな印象を与えます。
この切れ込みは風を通しやすくして、葉が折れにくくしています。
葉が成長するにつれて、徐々に切れ込みや穴が増えていくのが特徴です。
丸くハートのような形の葉は柔らかい印象があり、インテリアに最適です。
モンステラの成長スピードとサイズ感
モンステラは成長が比較的早い植物です。
適切な環境で育てれば、数ヶ月で目に見える変化が見られます。
また、モンステラは大きく育つと高さが2メートル以上に達することもあります。
・成長が早い分、定期的に剪定をしましょう。
・支柱を立てて倒れないようにしても良いです。
成長が速い植物のため、少し手間がかかると感じるかもしれませんが
目に見えて成長するのでその分、楽しいです。
モンステラの育てやすさ
室内で育てやすい理由
モンステラは、室内でも簡単に育てられることで人気があります。
どうして簡単かと言うと、耐陰性、耐寒性があり、比較的乾燥にも強いからです。
耐陰性:強い日光を必要とせず、日陰でもしっかり成長します。
耐寒性:5度~10度程度の環境に耐えられるため、冬も安心です。
乾燥:頻繁に水やりをしなくても元気に育ちます。
僕は風のない室内で2年ほど育てていますが、2週間水やりしなくても大丈夫です
モンステラの適した環境と育て方のポイント
基本的に明るい場所を好みますが、直射日光は避け半日陰のような環境が理想です。
また、湿度を保つために時々葉に霧吹きで水をかけてあげるとよいです。
葉の汚れを洗い流すことで、呼吸・蒸散をしやすくします。
土は観葉植物用の土で良いですが、環境に合わせて根が腐らないように工夫が必要です。
冬は水やりを控えめにし、肥料は春と夏に与えます。
育て方については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はご覧ください。
モンステラの葉に現れる独特の切れ込み
葉に切れ込みができる理由
諸説ありますが
風通しをよくするため、株全体に日を当てるため、
大雨で幹が折れないようにするため、自ら上昇気流を作り出すことで蒸散しやすくしている
とも考えられています。
切れ込みがない場合の対策と育て方
まず、切れ込みが入り始めるのは種から育てて、4〜9枚目くらいから切れ込みが入ってきます。
それでも切れ込みが入らなかったり、
切れ込みが入った葉が展開した後、切れ込みが入らなくなった、葉が小さくなった場合は
肥料が足りないか、光量不足が考えられます。
光量は1万〜3万ルクスくらいあると十分です。
茎の途中から出る根っこ。気根について
気根の役割は、空気中の水分を吸うため、自身を支えるためです。
飛び出した気根は土に入るようにしてあげると通常の根っこと同様に水や栄養を吸収し始めます。
長すぎる場合は、カットして土に入れても良いです
上の方から出てきた気根は、土に入れるのが難しいので
見た目が気になる場合は切ってしまってもOKです。
モンステラの種類とそれぞれの特徴
品種による違い
モンステラは40品種くらいあるとされ、よく知られているモンステラ・デリシオーサが最も広く栽培されています。
その他にも、ヒメモンステラ(アダンソニー)やバリエガータなどがあります。
大きくなりすぎても困るという方はヒメモンステラを育ててみるのはいかがでしょうか?
それほど大きくならず、モンステラの特徴である葉の切れ込みが入りやすいです。
モンステラ・デリシオーサと他の品種の特徴比較
モンステラ・デリシオーサは、成長が早く、葉が大きくなるのが特徴です。
一方、ヒメモンステラは小さめの葉で、細長い形をしています。
バリエガータは葉に白や黄色の斑が入りとても珍しい品種です。
斑のないモンステラをすでに持っている方は
次のお迎えにバリエガータはいかがでしょうか?
斑入りモンステラで気をつけること
斑入りの特徴
葉緑素が少なく、繊細で弱りやすいです。
先祖返り(斑が消えて緑の葉が出てくる)してしまうこともありますが
これは、植物の状態が良すぎることが原因で本来の緑色に戻っています。
健康な状態なので良いことですが
おそらく斑入りを持っている方は斑を楽しみにしているはずなので
緑色の葉は剪定してしまってOKです。
斑を維持する3つの方法
- 環境を変化させない
- 肥料を与えすぎない
- 日当たり良くも悪くもしすぎない
室内から屋外へ、室内でも日当たりの具合の変わる場所へ移動させないようにします。
斑入りは繊細なので、ちょっとしたストレスで弱ってしまします。
もし移動させる場合は少しずつ慣らしながら移動させましょう。
特に、斑の部分は光合成をしないので、強い日差しで斑の部分だけ枯れることはよくあります。
また、肥料の与えすぎも光合成を促進させて本来の生命力を取り戻してしまいす。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を通してモンステラの魅力を知って
すでに育ててる方、これから育ててみようと思っている方のお役に立てると嬉しいです。