恵比寿大黒の育て方が分からない
ぷくっと丸いフォルムに育てたい
失敗したくない!
このようなお悩みを解決します!
この記事では、パキポディウム恵比寿大黒の室内での育て方を詳しく紹介します。
具体的には、日当たり、水やりの頻度、最適な用土や肥料など、
僕が実際に試して、健康に育てられている方法を初心者にも分かりやすく解説します。
パキポディウム恵比寿大黒とは?
パキポディウムは南アフリカやマダガスカル原産で
塊根部に水を溜めることで乾燥した環境でも生きることができます。
その中でも恵比寿大黒という品種は、
恵比寿笑い(ブレビカウレ)とデンシフローラムの交配種です。
それぞれの良さを兼ね備えている良さがありますが、
↓それぞれの特徴です。
恵比寿笑い:平べったく横に成長する、成長が遅い、他のパキポよりは寒さに強い
デンシフローラム:枝が伸び背が高い、成長早い、寒さに弱い、水欲しがる
特徴の中間を挙げると・・・
- 背は低すぎず、高すぎず丸いフォルムに
- 成長は程よく変化が見られる程度に
- 寒さにも少し強い
- 水を欲しがると言うことは根腐れしにくい
といった特徴があり、かわいい見た目で、育てやすそうですよね。
ただ先ほども言いましたが、どちらかの特徴が強く出る場合があるので
自分の株はどんな特徴を持っているか気にしながら育ててあげましょう。
基本的にはちゃんと中間の特徴を持っています!
育成環境紹介
僕が育てている環境を紹介します。
屋内で7:00~19:00まで植物育成ライトをを当てて、
サーキュレーターは24時間つけています。
ライトの真下に置いて、距離は20~25cmくらい離し
4、5万ルクスくらいの強さになるようにしています。
基本的な育て方
直射日光OKです
朝から夕方までたっぷり光を当てて大丈夫です。
直射日光も全然問題なく、
仮に葉焼けしても次を展開させれば良いくらいの考えでガンガン当てて大丈夫です。
西陽に当てても良いくらい強いです。
育成ライトをお使いの方は3〜5万ルクスくらいで当てていれば大丈夫です。
参考までに、僕が実際に使っているライトとアームはこちらです。
ライトは光量問題なし、アームはスタンド型とクランプ型(挟んで固定)どちらもできるので場所を選ばないです。
生育期はたくさん水やりしましょう
僕の経験上、春秋がよく成長して、夏は少し成長が遅くなります。
冬は断水していて、春になり葉が出てきたタイミングから少しづつ水やり開始します。
僕の持っている株は最高室温23度くらいになると葉が出てきました。
25度を超え始めたら、しっかり土が乾く環境でしたら毎日あげても大丈夫です。
秋ごろ涼しくなってきたら(葉が落ち始めるくらいから)
塊根部が柔らかくなってきたら水やりでOKです。
1、2日で戻ります。
冬も塊根部が柔らかくなってきたら水やりを続けますが
柔らかくなったらすぐじゃなくても良いので
なるべく暖かい日に水やりした方が土の中の温度が下がりすぎないのと
植物が水を吸いやすくなります。
室温は最低でも10度弱を保つようにしてください。
経験上、1日のうち数時間程度であれば5度くらいまで下がっても大丈夫です
現地の気温から考える適温
室温はどれくらいが良いのか、現地の気温を参考に考えてみました。
最低10度、最高30度をちょっと超えるくらいで管理するのが良さそうですね。
参考までに、
僕は最低5度、最高30度くらいの環境で育てています。
肥料はいらない?最適な用土とは
用土は赤玉土(小粒)と軽石を1:1で混ぜたものを使うのが良いと思います。
水捌けが良いので根腐れも防げて扱いやすいです。
肥料はあげると大きくなりますが
トゲの間隔が広くなったり、縦に伸びやすくなったりします。
丸いフォルムにしたければあげない方が良いです。
植え替えは春が良いです
鉢の大きさにもよりますが1~2年に1回を目安に植え替えましょう。
植え替えの適期は、暖かくなり始める3~4月頃が良いです。
遅くても6月くらいまでに終わらせます。
7月以降の暑い時期は成長が遅くなるので根が張りにくいのと、
秋は冬に向けて根を張らせたいので、できるだけ植え替えしない方が良いです。
また、植え替えの直後はしばらく直射日光に当てずに
水も1週間ほどはあげないようにします。
Q&A
葉が落ちてきたのですが大丈夫ですか?
葉が落ちる原因は3つ考えられます。
- 寒さ
- 根腐れ
- 害虫
1つずつ解説します
1.寒さ
寒さによる落葉は問題ないです。
20度を下回る頃から、徐々に落葉し始め休眠に入ります。
暖かかくなると新しい葉が出てきますので安心してください。
2.根腐れ
暖かいのに落葉し始めたり、塊根部が柔らかかったりしたら
根腐れを疑ってみてください。
風のないところで育てていた、土が乾く前に水やりしていた場合は可能性が高いです!
鉢から取り出して見てみましょう。
3.害虫
上記1、2のどちらでもない場合は
ハダニやカイガラムシが付いているかもしれません。
室内で育てているとあまりないですが、買ってきた株に既に付いていることもあります。
葉の裏や付け根を確認して見てください。
対策としては駆除剤を使うのも良いですが、
シャワーで隅々まで洗い流すように水をかけるだけでも効果があります。
また、日々の予防として頻繁に霧吹きしてあげましょう。
丸く育てるにはどうすれば良いですか?
そもそも株によって縦に伸びやすいものもありますが
なるべく背を低く育てるコツとして接触刺激を与えることが良いです。
植物は障害物に当たると成長を止める特性があるので
葉水、風を当てて刺激を与えるようにして見ましょう。
光をしっかりと当てて徒長も防ぎましょう
もし、せっかくの丸い株に脇芽が出てしまった場合は切ってしまえば大丈夫です!
小さいうちに切ればキズが小さく済み、成長するにつれて目立たなくなります。
青丸は落葉した跡で、赤丸が脇芽を切って1年後くらいの跡です。
見分けがつかないくらい目立たないですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
個人的には寒さにさえ気を付けていれば枯らすことはないと思います。
基本的には恵比寿笑いとデンシフローラムのいいとこ取りをしているので
丈夫に育ってくれるはずです。
この記事を読んであなたの恵比寿大黒が健康に育ってくれると嬉しいです。