観葉植物

【オベサ】実生の育て方を完全解説|0日目〜植え替えまで

2024年5月3日

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初心者でも種から育てられるの?

種から育てるにはどんなことに気をつければいいの?

ある程度育った株を買った方が良くない?

このように思う方いると思います。

こんなお悩みを解決できるように、詳しく解説していますのでぜひ読み進めてみてください!

また、実生の楽しさも伝わると嬉しいです!

実生:種から発芽したばかりの株のこと

そもそも種を持っていない、種の採り方が分からない方はこちらの記事をご覧ください。

参考までに、今回僕は採種から7ヶ月後のものと4ヶ月後のものを植えた経験をもとにお伝えしています。

この記事ではオベサの実生の育て方と、種の植え方から1回目の植え替えまでの手順を解説します。

肥料や水やりなど難しいことしないのでぜひ実生を楽しんでください!

最初に準備するもの

ほぼホームセンターで揃うものを使いますので、探してみてください!

見つからなければAmazonで買っちゃいましょう〜

準備するものリスト

  1. トレー
  2. 極小粒の赤玉土
  3. メネデール(活力剤)
  4. ベンレート または ダコニール(殺菌剤)
  5. 最適な環境(下で解説します)

オベサの種のまき方

種まきは時期と植え方が大事なので見ていきましょう。

種まきの時期は?

まず、温度変化の少ない室内の方が管理しやすいです。

温度20度以上をキープできる環境であればいつ、どこでまいてもOKです。

おすすめは春の初めころ(3月下旬くらい)です。

理由は、実生株は非常に弱く、寒い冬が来る前にできるだけ成長させたいからです。

あと室温もちょうど良いころだと思います。

30度を超える場合は暑すぎて発芽しにくくなるので避けましょう

土と容器の準備

土は極小粒の赤玉土が良いです。

どんなものが良いか悩むと思いますので僕が実際に使っているものを載せておきます。

鉢はスリットがあればなんでもOKです。

腰水管理するので水を溜めておくトレーも用意してください。

個人的なおすすめはダイソーのタッパーです。野菜の水切り機能のついたやつです。

鉢とトレーの役割を両方やってくれます!

↓こんな感じ

水を変えるときは網の部分を引き上げるだけなので簡単です。

フタがあるのも嬉しくて、湿度管理する時に役立ちます。

↓植えるとこんな感じ

種植え直後

植え方

まずはメネデールとベンレートまたはダコニールを混ぜた希釈液作ります。(僕はベンレートを使いました。)

どちらも規定の倍率で薄めて、1:1で混ぜてください。

後ほど腰水にも使うのでちょっと多めに作っても大丈夫です

メネデールは100倍、ベンレートは2000倍希釈です。

希釈液が完成したら、それに種を浸します。

12~24時間ほど浸しておくと発芽率が高まるそうです。

種浸し中

12~24時間経ったら植えてみましょう!

土の上にちょこんと置くだけで大丈夫です。

光に当たって発芽するので埋めないようにします

肥料なしで大丈夫です。熱湯殺菌も不要です。

土と一体化して見えにくいかもしれませんが、こんな感じで置いておけば問題なしです!

一部、浸す段階で発芽しかけているものもありました。

オベサ実生の発芽までの管理方法

発芽までの管理方法(水やり、湿度、温度)について解説します。

水やりのルール

1日目は種を浸していた希釈液で腰水にします。

2日目以降は普通の水で腰水しますが、毎日変えるようにしましょう。

発芽に必要な環境設定

湿度は70〜90%くらいにします。鉢の上からラップして密閉してしまってOKです。

密閉する場合は、1日1回はラップを外して換気してあげましょう。

温度は20〜25度前後、30度超えると発芽しにくいです。

光は少しあたる程度で良いです。直射日光は避けましょう。

僕と同じくダイソーのタッパーを使う方はフタを閉めるか、少しずらして置くくらいで大丈夫です。

フタに水滴が付くくらいがちょうど良いです。

発芽したらどうする?

発芽しても光、温度は変えなくても大丈夫です!

湿度管理のためにやっていた、ラップやフタは外しちゃいましょう。

発芽に時間がかかる個体もいて、

発芽したものとしてないものを分けるのも面倒なので

僕は下の写真くらいまで育ったらフタを外しました!

まだ発芽していない種もありますが、フタなしでもその後発芽しています。

発芽から2日後

オベサ実生の発芽後の管理

発芽直後はとても弱く、デリケートです。

うまく成長できていない株には手助けしてあげてください。

発芽直後は力がありません

発芽直後は根を伸ばしても、潜る力がないため地を這うように伸びてしまう株がいます。

その場合は、伸び過ぎる前に埋めてあげましょう。

根の先を少し埋めるだけで潜ってくれるはずです。

徒長しやすく葉焼けしやすいです

腰水管理しているため、どうしても徒長しやすくなってしまします。

徒長を防ぐために光を強く当てたくなりますが、まだまだ弱い実生は葉焼けしてしまいます。

葉焼けしないように光を弱くすると、これも徒長の原因となり悪循環になってしまいます。

じゃあどうするべきか・・・

僕は15000ルクスくらいの光が当たるようにしています。

一部徒長してしまった株がありますが、徒長は防げている方だと思います。

左上の株は徒長しちゃいました。

徒長マーク

最後にQ&Aでオベサ実生の徒長に対する僕の考えを書いているのでご覧ください。

僕は葉焼けするよりは徒長させた方が良いと思っています!

徒長:植物の茎や枝がひょろひょろと伸びてしまうこと

水やりと肥料

腰水されていると思いますが、春に植えた方は夏を乗り越えるまで

もしくは1回目の植え替えをするまで続けましょう。

肥料は植え替えをするまで不要です。

なんなら、ある程度大きくなるまでなくても大丈夫です。

肥料は人間で言うと栄養ドリンクみたいなものです

オベサ実生の植え替え時期と方法

植え替え時期と方法を解説します。

植え替えのタイミング

球体が5mmを超えたら植え替えしてOKです。

5mmを超える前の株にはストレスが大きすぎます。

ただ、植えるときにギュウギュウに詰めてしまった場合は

根が深く張っていなければ間引きしても大丈夫です。

植え替えの手順

植え替えの2週間前までに腰水をやめます。

つまり腰水をやめても良いくらいまで育っている必要があります

植える土は水捌けの良いものを選びます。種を植えた時と同じもので大丈夫です。

植え替え後は毎日水やりします。目安は球体が1cm超えるまでです。

オベサ実生のQ&A

Q:光の加減が分かりません

光が強いと葉焼けするし、弱いと徒長するし加減が難しいですよね。

僕は葉焼けさせるなら徒長させた方が良いと思っています。

球体部分だけ地上に出して、徒長してしまった茎?みたいなところは埋めてしまえば気になりません。

小さいうちは仕立て直しできます!

Q:土にカビが生えてしまいました

カビが生えた場合はすぐに取り除きましょう。

腰水で管理しているので、どうしても土表面の湿度は高くなりカビの原因となります。

種をベンレート希釈水に浸すことや、1日目だけベンレート希釈水で腰水するのはカビ対策です!

それでもカビが生えたら取り除き、ベンレート希釈水を霧吹きしましょう。

また、日々のカビ対策としてサーキュレーターで空気を循環させるのは必須です。

発芽前の密閉している時期も毎日の換気を忘れずに行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オベサは種を植えてから発芽まで、育成環境に大きな変化はないので簡単だと思います。

室温は20〜25度前後で、腰水は春に植えた場合は夏が終わる頃まで(もしくは球体が5mm以上に程度成長するまで)

光の調整が難しければ弱めにして徒長させてしまってOKです。

あとで仕立て直ししましょう。

そして、小さいうちは成長が分かりやすいので日々の観察が楽しくなりますよ。

この記事が実生を育てるきっかけになり、少しでもお悩みを解決できていれば嬉しいです。

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