アガベを育てていて、葉が赤くなってきたことはありませんか?
赤くなってきたけど、大丈夫なのかな?
直す方法はあるのかな?
このようにお悩みではないでしょうか??
結論を言うと、この赤くなる症状は光の当て過ぎが原因です!
そしてあまりに赤くなりすぎてなければ直せます!
間接的な原因によって、株が光に弱くなっている可能性もあるので
その対処法も解説します。
この記事では、アガベが赤くなる原因を解説し、その直し方を具体的にご紹介します。
アガベが赤くなるのはよくあることで
赤くなってもすぐに何かあるわけではないので焦らず対処していきましょう。
アガベが赤くなる主な原因とは?
光の当たり過ぎ
アガベが赤くなってしまう原因は光(日光)の当たり過ぎです。
では、なぜ強光を好むはずのアガベが赤くなってしまうのでしょうか?
確かに強光を好む植物ですが、ただ強い光を当てれば良いわけではなくて
光合成の際に吸収できる光の量に限界があります。
必要な光より多くの光を浴びると活性酸素が発生します。
そのため、あまりに強すぎる光は逆に光合成の速度や効率を低下させます。
この時、光阻害を防ぐために、葉の表皮でアントシアニンを合成します。
これが赤くなる原因です。
つまり、葉緑体を守るために葉を紅葉させて強い光のフィルターとして働いています
水不足による光合成効率の低下
アガベを育成している方は水を控えめにしている方が多いと思います。
光合成には水を必要としますが、水が少ないと光合成の効率が下がります。
その状況で強光が当たると
葉緑体を光から守ろうとしてアントシアニンを合成します。
水不足は直接的な原因ではないのですが
光合成効率を下げることなり、結果として赤くなってしまいます。
暑すぎ、寒過ぎによるダメージ
室内で育成ライトで管理している方に考えられますが
ライトをたくさん設置していて、朝一斉にライトがつくと
一気に温度が上がりストレスになります。
外だと徐々に気温が上がりますが、ライトだと一気に温度が上がりますよね。
育成ライトは触れないくらい熱くなるものもあるので注意です
また、屋外で育てている方で寒くなった時にアガベが紅葉した経験はありますでしょうか?
これもまた、気温が下がってくると葉緑体の光合成効率が下がります。
秋の終わり頃など、気温は低いけど太陽光が強いこともありますね。
室内でも外出時など、寒くなった時にいつも通り育成ライトを当てていると
光が強過ぎる場合があります。
このように暑すぎても寒すぎても光合成の効率を下げ
赤みの原因となってしまいます。
アガベが赤くなる原因別の直し方
光量が原因の場合
光量が原因の場合は簡単で
照射距離を見直すか、遮光してあげればOKです。
早ければ2〜3日か1週間ほどで変化が見られると思います。
水も温度も適切に管理している場合はやってみましょう!
水不足が原因の場合
水不足が原因の場合は水をあげれば良いのですが
締めて育てている方はできるだけ水やりしたくないかと思います。
その場合は、かなり水捌けの良い土に変えて風にしっかりと当てましょう。
しっかり水やりしつつ、土の乾きを早くしてメリハリをつけます。
暑さ、寒さが原因の場合
おそらく外の暑さは真夏でも耐えられるはずなので
育成ライトで一気に温度が上昇する場合の対処法です。
サーキュレーターを回して熱を飛ばします。
場所に余裕のある方は、鉢同士の間隔を空けて風通しを良くしてみましょう。
細かい風量調節、首振りができてコスパも良いサーキュレーターはこちらです。
寒さについては、外管理していた場合は室内に入れましょう。
室内でも寒くなる場合はヒーターマットがおすすめです。
以下のヒーターマットは1度単位で0〜50度まで調節できて
温度のムラもないのでおすすめです!
それでも赤くなる場合は・・・
数年植え替えをしてなかったりしませんか?
用土内の栄養がなくなっていたり、根鉢になっている可能性があります。
単純な栄養不足や
根鉢によって栄養を吸い上げられていない場合も光合成効率を下げてしまいます。
少し肥料を与えてみたり、植え替えをしてみましょう。
でも、まずは強光、水、温度を疑ってみましょう
Q&A
赤みの予兆はありますか?
葉の付け根あたりから赤くなってきます。
多少付け根が赤いくらいは問題ないですが
徐々に広がってくるようでしたら解説した原因に当てはまらないか確認してみてください。
これくらいはまだ大丈夫です!
赤くなった葉は取り除くべきでしょうか?
取り除かなくて良いです!
しっかり対処していただけると1週間ほどで徐々に赤みが引いてきます。
赤みを放置するとどうなりますか?
赤みの出た環境で放置すると葉焼けしてしまいます。
葉焼けすると直すことはできないので葉焼けする前に対処しましょう。
赤くなってもすぐに葉焼けすることはないので落ち着いてゆっくり対処してあげれば大丈夫です!
まとめ
アガベが赤くなる原因と直し方は分かりましたでしょうか?
基本的な原因は光で、光合成に影響を与えることが問題でした。
その他、光合成に影響を与える原因として水と温度があります。
理屈が分かると対処しやすいですし、致命的な症状ではないので
焦らずに対処していきましょうね。
この記事がお役に立てると嬉しいです。
アガベの基本的な育て方は以下で解説しているので、もし気になる方がいましたら覗いてみてください。