よく挑戦しやすいと言われる植物ですが、うまく育てられずに困っていませんか?
またはうまく育てられるか不安…
買ってみたけどまずは育て方を知りたい!
このようなお悩みを解決します!
ホームセンターでも売っていて比較的手に入れやすく、育てやすいので
初心者ほど持っている方が多いと思います。
塊根部がぷっくりとしていて、かわいいフォルムをしていますよね。
この記事では初心者向けに、室内でのアデニウムの育て方を解説します。
僕の育成環境を紹介した上で、日当たりや水やり頻度を解説しますので
ぜひご自身の環境を想像しながら参考にしてみてください!
アデニウムとは?
アデニウムはキョウチクトウ科に属する多肉植物、熱帯植物で
主にアフリカの熱帯・亜熱帯地域に自生しています。
一般的には「デザートローズ(Desert Rose)」として知られ、砂漠のバラと呼ばれています。
その呼び名の通り、きれいな花を咲かせるのが魅力的です。
一般的にはピンクや赤の花を咲かせますが、品種によっては白や黄色の花を咲かせます。
また幹や根が太いのも特徴で
あえて根を少し地上に出したり、幹や根の太さを活かして仕立てる楽しさもあります。
育成環境紹介
僕が育てている環境を紹介します。
屋内で7:00~19:00まで植物育成ライトをを当てて、
サーキュレーターは24時間つけています。
植物とライトの距離は20~25cmくらいで、中心からは少しずらしています。
直射日光に当てても大丈夫です
アデニウムの自生しているアフリカは日差しが強く、気温も高いので
真夏の直射日光に当てても大丈夫です。
暖かい季節はたっぷりと日光または育成ライトに当てましょう
室温については、最高で40度くらいでも大丈夫なので
ここは気にしなくても良さそうですね。
最低温度は10度以上は保つようにしてあげましょう。
普通に生活していると、10度以下になることはあまりないと思いますが
留守にするときは気をつけましょう。
エアコンにタイマーかけておくか、スマートホーム化のアイテムを使うのも良いと思います。
僕が実際に使っているライトとアームはこちらです。
水はたっぷりと
夏は生育期なので土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
サーキュレーターで風を当てて、育成ライトをガンガン当てていると
次々と葉が展開してきます。
その分エネルギーを必要として水を吸うので、すぐ水が乾きます。
週に何回とか決めずに、乾いたら水やりを意識しましょう。
アデニウムは夕方から夜にかけて活動するので夕方に水やりするのがベストです。
僕が使っているサーキュレーターはこちらです。
冬は水を与えなくても大丈夫です。
落葉している季節は休眠期で水を吸わないため、水やりは必要ないです。
水やりしなくても株に水を貯めているので大丈夫!
もし株が凹んできた場合は水をあげます。
室内で室温が高い場合は断水はせず、幹が少し柔らかくなるくらいを目安に水やりしましょう。
無事越冬できると、春先に葉が出てきます。
葉が出たら少しずつ水やりを再開しましょう。
用土は多肉用ではなく観葉植物用でOK
多肉植物用の土は水捌けが良すぎます。
一般的に観葉植物用として売られている土を使えば問題なしです。
ただ、1割くらいは軽石や赤玉土など水捌けの良い土が混ざっているものを選んでください。
もしくは混ぜてください。
少しだけ排水性を良くしておきたいです
こちら、おすすめの土です。
最初から赤玉土と鹿沼土が混ざっているので、そのまま使えて簡単です。
植え替えは暖かい時期に。肥料はなくてもOK
植え替え時期
植え替えは、寒い時期と梅雨は避けていれば基本的にはいつでもOKです。
ただベストな時期は4〜5月です。
理由は生育期の夏までに根を張らせたく、環境にも慣れさせたいからです。
6月以降は梅雨なので避けたく、夏が来る前の暖かい時期となると4〜5月ですね。
肥料について
基本的には肥料は必要としません。
あげるとしたら生育期にのみ、月に1回程度液肥を与えても良いです。休眠期は不要です。
また、春に緩効性化成肥料を少しで良いので与えると花付きがよくなります。
ちょっと花を咲かせる手助けしてくれる程度で、咲かないこともあります
害虫対策
ハダニ、カイガラムシに対策には葉水が良いです。
ただ、冬は冷えるのでやめた方が良いのと
室内で管理している場合はほぼ付きません。
可能性として新しく買ってきた植物に付いていて飛び移ることは考えられます。
また葉水は葉の展開を促進する効果もあるので積極的にやりましょう!
もし冬に見つけてしまったら・・・
つまんで取れそうだったら取ります!
最悪、冬はどうせ落葉するので無視するか
その日の内に乾く程度であれば害虫駆除剤を散布しても良いです。
Q&A
Q:幹を太くするにはどうすれば良いですか?
A:剪定をしましょう。
剪定せずに育てていると幹がひょろひょろと長く伸び、根元はなかなか太くなりません。
時期はは5月から8月の暖かい季節に、根元の膨らみの少し上で幹や枝を切ります。
枝数を少なくすると根元に栄養がいき、根元が太くなってきます。
枝を切った時に出る樹液に触れると手がかぶれてしまうので、手袋をすると良いです。
枝は切っても切り口の横あたりからまた枝が出てくるので安心してください
Q:挿木はできますか?
A:できます。
アデニウムは挿木でも発根しやすい植物ですが、幹が太りにくいです。
太った塊根が特徴の植物ですが、挿木をする場合はコンパクトな盆栽のように楽しむのはいかがでしょうか?
Q:幹がブヨブヨになってきました
A:水切れ、寒さ、根腐れが原因かもしれません。
幹がブヨブヨになってしまうと復活が難しいので、ブヨブヨにさせないように管理しましょう。
水切れ
この場合は、水やりで復活できます!
最近水やりしていなかった、水捌けの良い土を使っている、強い風に当たっているなど
心当たりのある場合は水切れが原因かもしれません。
置き場が寒かった
室温が10度を下回らないようにしましょう。
10度以上あっても、冷たい風に当たっていると株が弱ってしまうのでサーキュレーターの当て方には気をつけましょう。
弱い風で大丈夫です。
根腐れ
冬に頻繁に水やりしたり、風のない環境で育てたりしていると
土の乾きが遅くなって根腐れの原因となってしまいます。
上で紹介した水切れと寒さに当てはまらなければ根腐れを疑ってみましょう。
Q:花が咲かないのはなぜ?
まず前提として花を咲かせるにはある程度、株が大きく育っている必要があります。
株が大きいほど花を咲かせやすいです
その上で、以下に意識してみましょう。
光をしっかりと当てる
アデニウムは日当たりのいい場所では次々と新芽を出し、花を咲かせます。
直射日光に当てても大丈夫な植物なのでしっかりと日光または育成ライトに当てましょう。
気温が低い
開花の目安として、最低気温が20℃以上である必要があります。
肥料切れ
アデニウムはあまり肥料を必要としない植物ですが
日照不足でも低温でもないのに花が咲かないときは、肥料をあげてみると良いです。
肥料をあげる時期は葉が伸び始める春、リン酸(P) の配合が多い緩効性化成肥料を少量与えましょう。
Q:どうしたらタコ足にできますか?
タコ足にする場合は、根の分かれ目を地上に出せば良いです。
地上に出した部分が少し柔らかい場合もありますが、だんだん硬くなってきます。
もし不安定にな時は紐などで鉢に固定しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アデニウムは初心者でも育てやすく
ホームセンターでもよく売っているので手に入れやすいです。
そして直射日光に当ててOK、水は土が乾いたらたっぷり、室温10度以上を
意識していただければ、難しい手順はなく元気に育ってくれます。
この記事がアデニウムを育てるきっかけ、育成の参考になったら嬉しいです。