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【アデニウムが柔らかい?】原因とすぐ試せる改善法

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【アデニウムが柔らかい?】原因とすぐ試せる改善法

あれ?なんだかうちのアデニウム、触ると柔らかい気がする…

大切に育てているアデニウムの幹や

塊根(かいこん:ぷっくり膨らんだ根元部分)が

いつもより柔らかくなっていることに気づくと

とても心配になりますよね。

アデニウムが柔らかくなる主な原因は、

水のやりすぎによる「根腐れ」か、水が足りていない「水不足」

どちらかであることが多いです。

でも、心配しすぎないでください。

早く気づいて正しい対処をすれば

多くの場合、アデニウムは元気を取り戻してくれます。

この記事では、なぜアデニウムが柔らかくなるのか、その理由と

すぐに試せる改善方法を分かりやすくお伝えします。

アデニウムがブヨブヨ!これって大丈夫?

アデニウム

まずは触って確かめましょう

アデニウムの健康状態を知るために、まずは優しく触ってみることが大切です。

特に、土に近い部分の幹や、一番太い塊根の部分を指で軽く押してみてください。

健康なアデニウムは、カチッとしていて、しっかりとした硬さがあります。

イメージはカボチャのような硬さです笑

もし指で押したときに、明らかにブヨブヨしていたり

へこんだまま戻らなかったりする場合は注意が必要です。

少し柔らかいかな?と感じる程度でも、念のため原因を探ってみましょう。

そして、柔らかいのは危険信号かもしれません

アデニウムが柔らかいということは

株の内部で何かしらの問題が起きているサインである可能性が高いです。

植物は根から水分や栄養を吸い上げて、

体全体に行き渡らせることで生きています。

幹や塊根が柔らかくなるのは、その水分や栄養の流れがうまくいっていない証拠と考えられます。

そのまま放っておくと、状態が悪化してしまうことも少なくありません。

しかし、早めに原因を見つけて対処すれば、手遅れになるのを防げる可能性は十分にあります。

焦らず、これから説明する原因と対策を一緒に見ていきましょう。

なぜ?アデニウムが柔らかくなる主な原因

アデニウムが柔らかくなるのには、いくつかの理由が考えられます。

ここでは、特に多い原因を3つご紹介します。

原因1:水のやりすぎで根っこがピンチ(根腐れ)

アデニウムが柔らかくなる最も一般的な原因の一つが「根腐れ」です。

これは土が常に湿った状態にあることで

根っこが呼吸できなくなり、腐ってしまう状態を指します。

アデニウムは、もともと乾燥した地域に生息する植物なので、ジメジメした環境は苦手です。

水を頻繁に与えすぎたり、水はけの悪い土を使っていたり

受け皿に溜まった水をそのままにしていたりすると、土の中が常に湿ってしまいます。

すると、根っこは酸素不足になり、次第に黒ずんで腐り始めます。

腐った根っこは、水分や養分を吸い上げる力を失ってしまうため

株全体に水分が行き渡らなくなり、結果として幹や塊根が水分を失って柔らかくなってしまうのです。

  • 土の表面が乾いていないのに水をあげてしまう
  • 冬場の休眠期にも夏と同じペースで水やりをしている

といったことが根腐れを引き起こすきっかけとなります。

原因2:お水が足りなくてカラカラ(水不足)

根腐れとは反対に、水が足りていない「水不足」も、アデニウムが柔らかくなる原因になります。

アデニウムは乾燥に強い植物ですが、全く水が必要ないわけではありません。

特に、成長期である春から秋にかけては、思った以上に水を必要とします。

土が完全に乾ききってから、さらに長期間水を与えずにいると

アデニウムは体内に蓄えた水分を使って生き延びようとします。

その結果、水分がどんどん失われていき

幹や塊根がシワシワになったり、柔らかくなったりするのです。

根腐れの場合はブヨブヨとした腐ったような柔らかさですが

水不足の場合はどちらかというと張りがなくなり

しぼんだような柔らかさになることが多いでしょう。

葉っぱが黄色くなったり、落葉したりするのも水不足のサインかもしれません。

土の状態をよく観察し、乾きすぎていないか確認してみましょう。

原因3:寒さや急な環境変化も影響

アデニウムは暖かい場所を好む植物なので

寒さも株が弱る原因となり、柔らかさにつながることがあります。

また、急激な環境の変化もストレスとなります。

アデニウムの生育に適した温度は、だいたい15℃以上です。

特に冬場、気温が10℃を下回るような寒い場所に置いていると

寒さで株がダメージを受け、元気がなくなって柔らかくなることがあります。

霜に当たると一晩で大きなダメージを受けてしまうことも...

また、購入したばかりのアデニウムや

室内から屋外へ、屋外から室内へと急に置き場所を変えた場合なども

環境の変化に驚いて調子を崩し、一時的に柔らかくなることがあります。

特に日当たりや温度、風通しなどが大きく変わると、植物にとっては大きなストレスになるのです。

心当たりがある場合は、置き場所の温度管理や、環境に少しずつ慣らしていく工夫が必要でしょう。

柔らかいアデニウムを元気にする方法

原因がわかったら、次は具体的な改善策です。

原因に合わせて、適切な対処を行いましょう。

根腐れかも?と思ったら植え替えを

根腐れが疑われる場合は、一刻も早く植え替えを行うのが最も効果的です。

まず、アデニウムを鉢からそっと抜きます。

この時、根っこを傷つけないように注意しましょう。

土を優しく落とし、根の状態を確認します。

健康な根は白っぽく、しっかりしていますが

腐った根は黒や茶色に変色し、ブヨブヨしていたり

引っ張ると簡単にちぎれたりします。

腐っている部分や、黒ずんで元気のない根は、清潔なハサミで思い切って切り取りましょう。

健康な根だけを残すことが大切です。

その後、切り口を数日間しっかりと乾燥させます。

切り口から菌が入らないようにするためです!

乾燥させたら、新しい水はけの良い土(多肉植物用やサボテン用の土などがおすすめです)を使って、

一回り大きな鉢、または同じサイズの鉢に植え替えます。

植え替え直後の水やりは控えめにし、土が乾いてから与えるようにしましょう。

水不足なら、正しい水やりを覚えよう

水不足で柔らかくなっている場合は、適切な水やりで回復させることができます。

まずは、鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水を与えましょう。

ただし、一度に大量に与えるのではなく

土全体に水がしみわたるように、ゆっくりと与えるのがコツです。

受け皿に溜まった水は、根腐れの原因になるため、必ず捨てるようにしてください。

水を与えた後、数日様子を見てみましょう。

軽度の水不足であれば、これだけでハリが戻ってくることがあります。

今後の水やりは、土の表面が完全に乾いてから、さらに数日待ってから与えるのが基本です。

指で土を触ってみて、中のほうまで乾いているのを確認してから水やりをする習慣をつけましょう。

季節や天気によって土の乾き具合は変わるので、毎回しっかりと確認することが大切です。

置き場所や温度も見直してみる

寒さや環境の変化が原因と考えられる場合は、

アデニウムにとって快適な環境を整えてあげることが重要です。

アデニウムは日光が大好きなので、年間を通してよく日の当たる暖かい場所に置きましょう。

ただし、真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になることがあるため、

レースのカーテン越しなど、少し光を和らげてあげると良いでしょう。

冬場は、最低でも10℃以上、できれば15℃以上を保てる室内の暖かい場所に取り込みます。

窓際は夜間に冷え込むことがあるので、部屋の中央寄りに置くなどの工夫も有効です。

急に置き場所を変える場合は、いきなり環境の違う場所に移動させるのではなく、

少しずつ慣らしていくようにしましょう。

例えば、室内から屋外に出すときは、最初は日陰に置き、

徐々に日当たりの良い場所へ移動させる、といった具合です。

普段からできる!アデニウムを健康に保つコツ

アデニウムが柔らかくなるのを防ぎ、元気に育てるためには、普段からのお手入れが大切です。

水やりのベストタイミングは?

アデニウムの水やりは

「土が完全に乾いてから、さらに数日待って、たっぷりと与える」のが

基本中の基本です。

指を土に挿してみて、中のほうまで乾いているかを確認しましょう。

鉢を持ち上げてみて、軽くなっているのを感じるのも良い方法です。

特に春から秋の成長期は、土が乾いたら水を与えます。

冬は休眠期に入るため、水やりの回数をぐっと減らします。

月に1回程度か、断水気味に管理しても大丈夫なくらいです。

水の与えすぎは根腐れの一番の原因なので、

常に「乾燥気味」を意識するのがコツと言えるでしょう。

水の量は、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与え、受け皿の水は必ず捨てます。

メリハリのある水やりが、健康な根を育てます。

育てる場所はどこが良い?

アデニウムは、日光と風通しが良い場所を好みます。

一年を通して、できるだけ明るい場所に置いてあげましょう。

理想は、直射日光が長時間当たるような場所ですが

日本の夏の日差しは強すぎる場合もあるので葉焼けに注意が必要です。

心配な場合は、午前中だけ日が当たる場所や、明るい日陰、室内であれば窓際などが適しています。

風通しが悪いと、土が乾きにくくなり根腐れの原因になったり、病気や害虫が発生しやすくなったりします。

できるだけ空気がよく動く場所に置いてあげましょう。

室内で育てる場合は、時々窓を開けて換気してあげると良いですね。

冬は寒さに弱いので、暖かい室内で管理することが大切です。

肥料はいつ、どうやってあげる?

アデニウムの成長期である春から秋にかけては

適度に肥料を与えることで、より元気に育ちます。

ただし、肥料の与えすぎは逆効果になることもあるので注意が必要です。

ゆっくりと効果が続くタイプの固形肥料(緩効性化成肥料)を、春と秋に1回ずつ

土の上に置くのが簡単でおすすめです。

液体肥料を使う場合は、規定の倍率よりも薄めに希釈して

水やりの代わりに月に1〜2回程度与えましょう。

肥料を与えるのは、必ず株が元気なときだけにします。

植え替え直後や、株が弱っているとき(例えば、柔らかくなっているときなど)に肥料を与えると

かえって負担になってしまうことがあるため避けましょう。

冬の休眠期は、基本的に肥料は必要ありません。

まとめ:早めの対処でアデニウムを守ろう

今回は、アデニウムが柔らかくなってしまう原因と、その改善方法

そして普段からできる予防策について紹介しました。

アデニウムが柔らかくなる主な原因は、「根腐れ」「水不足」でした。

もしあなたのアデニウムが柔らかいと感じたら、まずは慌てずに

どちらの原因に当てはまるか、土の状態や根の状態を確認してみましょう。

  • 根腐れが疑われる場合は、腐った根を取り除いて植え替えを。
  • 水不足が考えられる場合は、適切な水やりで水分を補給してあげてください。
  • 寒さ環境の変化も影響することがあるので、置き場所や温度管理も見直しましょう。

そして普段から「乾燥気味の水やり」「日当たりと風通しの良い場所」「適切な肥料」

を心がけることでアデニウムは元気に育ってくれます。

アデニウムが柔らかいのは、助けを求めているサインです!

早めに気づいて、正しいお手入れをしてあげれば、きっとまた元気な姿を見せてくれるはず。

この記事を参考に、大切なアデニウムをこれからも元気に育てていってくださいね。

アデニウムの基本的な育て方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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